クルーズ客船の病院の設備は?|船医は救急救命医・ドクターヘリの搭乗経験有

世界一周クルーズを行うクルーズ客船の診療室の設備・施設・診察を行う医師(船医)できる治療の紹介!

担当の船医は月9ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」と同じく、ドクターヘリに搭乗経験のある救急救命医でした!

船の中の病院ってどんな所?元フライトドクター救急救命医の診察・治療を合計5回受けた体験談・エピソードも併せてご紹介します!

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クルーズ客船の診療室の設備・スタッフ

世界一周クルーズを行うピースボートには、診療室と呼ばれる船内の病院があり、看護師2名と医師1名が診療に当たっています。

因みに、医師や看護師はクルーズ毎に変る事が多く、今回はドクターヘリ搭乗経験のある救命医・前回はへき地医療(ドクターコトーのような感じ)に携わる医師でした。

「船内の病院なので施設・設備に限られるので応急処置や健康管理のお手伝い程度しかできません」と旅行会社からは案内がありますが、想像以上に設備は充実しています。

待合・受付:町のクリニックのような感じ

町のクリニックのように受付カウンターがあり、待合室には5人程度が座れる椅子があり、雑誌も用意されています。

名前を呼ばれると診察室に通されますが、診察室は小さなクリニックのような感じで、パソコンデスク・患者が座る椅子・簡易ベッドがあります。

処置室:意外と充実した設備がある

一般的な病院の設備と比べると、設備はそれほど整っていないとの事でしたが、

  • 気管挿管用の器具
  • 手動式の人工呼吸器
  • 酸素ボンベ
  • 点滴器具
  • AED
  • 血圧・脈拍・酸素濃度等のバイタルサインを測定する器具

等が用意されており、命に関わる事態にも対応するための設備が置かれています。

他にも手術用のライトがある処置室・点滴用に使う処置室・入院患者が使っているテーブルが置かれた部屋があり、合計4個の処置室があります。

廊下:ヘリを使った搬送にも対応できる担架がある

重症で緊急性の高い患者の場合、ヘリコプターをチャーターして上空から釣り上げて陸の病院に搬送する事もあるため、ヘリコプター用の担架が用意されています。

船の中の病院でできる事

投薬

旅行会社の説明によると、診療室は船の中の病院なので用意されている薬の種類や量には限りがあるとの事ですが、

船酔いの薬・痛み止め・抗生物質・胃薬・塗り薬・整腸剤・風邪薬が用意されているようで、思いのほか充実していました。

点滴

【写真】抗生物質の点滴なので100mlの小さなボトル・脱水の点滴の場合は500mlの大きなボトルです。

船の中の病院でも点滴処置が可能で、点滴が一日に何度も必要になる場合は点滴の針を留置する処置も行われます。

抗生物質を1日に数回点滴する必要があったため、点滴針を留置しての船内生活の様子と処置。

ケガの応急処置

診療室では、シップ・絆創膏の処方以外にも骨折の応急処置・松葉杖の貸し出しも行っており、ケガの応急処置をする事ができます。

重症の場合の対処方法

船内の診療室はあくまでも応急処置なので、船内では治療ができないと医師が判断した場合は、寄港地で現地の病院に医師が同伴しての治療になります。

また、緊急を要する場合はヘリコプターやボートでの搬送になり、容態によっては船の航路が変更になる場合もあります。

船の病院・診療室の利用体験談

食中毒や無理・無茶のせいで世界一周クルーズ中に5回の診療室受診でその内3回は点滴処置を受けました。

ドクターヘリ搭乗経験のある救急救命医によると「普通はこんなに何度も点滴を行う事はない」との事で、その言葉で本当に不健康だと実感する事に・・・

1・2回目は、マダガスカル後に激しい下痢になり、それにもかかわらず無理に観光したり遊びまくったために悪化し、点滴+投薬を受けました。

詳細:車椅子で船内の病院へ!診療室・受診体験記

3~5回目は、マチュピチュで虫に刺されたのを放置し、連日の徹夜と観光で疲労が蓄積して免疫力が落ちたために足全体が腫れあがり、点滴+投薬を受け通院する事になりました。

詳細:ケガが悪化し膝下まで足が腫れ通院・点滴!病院で起こった出来事は?

健康管理に気を配っていれば起こらなかった事で、健康管理の甘さを反省しました。